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【訃報】歌舞伎俳優・市川團十郎さん、天国へ。。 [芸能関係]

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江戸の歌舞伎を代表する名門、市川團十郎家の当主で、

おおらかな芸風、かつ気合い溢れる演技で人気だった歌舞伎役者、

十二代目・市川團十郎(いちかわ・だんじゅうろう、本名・堀越夏雄=ほりこし・なつお)さんが、

3日、肺炎でお亡くなりになりました。66歳。葬儀、告別式の日程などはまだ未定。




◆市川團十郎さんは◆

2012年の12月、京都の南座で「吉例顔見世興行」出演中に、

風邪による体調不良で休演していました。

「肺炎の兆候がみられます」との診断を発表して療養の方に専念し、

2013年4月の歌舞伎座開場公演に備えていました。

2004年には、「急性前骨髄球性白血病」であることが判明し、

一時復帰するも翌年に再発。

2007年に、妹の市川紅梅さんから骨髄移植を受け克服し、

舞台に立ち続けていました。



◆市川團十郎さんの軌跡◆

昭和21年、十一代目團十郎の長男として東京に生まれました。

昭和28年、7歳で市川夏雄を名乗り「大徳寺」の三法師で初舞台。

昭和33年、「風薫鞍馬彩(かぜかおるくらまのいろどり)」の牛若丸で六代目市川新之助を襲名。

昭和44年、「助六由縁江戸桜(ゆかりのえどざくら)」の助六などで十代目市川海老蔵を襲名。

昭和60年、「勧進帳」の弁慶などで十二代目團十郎を襲名。
この團十郎の名跡が、なんと20年ぶりに復活した襲名披露興行は、歌舞伎座史上空前の3カ月連続で行われ、社会現象になるほどのブームを起こしました。

平成16年、パリ・国立シャイヨー劇場での海老蔵襲名披露公演。オペラ「鳴神」「俊寛」も演出しました。

平成19年、パリ・オペラ座で初の歌舞伎公演を成功させ、フランス芸術文化勲章コマンドゥール、紫綬褒章受章、菊池寛賞受賞。

平成24年、日本芸術院会員に。



◆市川團十郎さんの魅力は◆

家の芸、「荒事」そのもののような豪快で線の太い芸で、スケールが大きく骨太な芸格。重厚な存在感と・独特な愛嬌を併せ持つ役者でした。

当たり役に「歌舞伎十八番」の「勧進帳」弁慶や「助六」のほか、「仮名手本(かなでほん)忠臣蔵」の由良之助(ゆらのすけ)などがあります。

また、白血病克服後は全国骨髄バンク推進連絡協議会会長に就任し、

患者を公演に招待するなど社会活動にも熱心でした。



◆心より、ご冥福をお祈りいたします◆






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